製品番号:211
※限定1本製作
ウエスタンレッドシダートップの限定DXモデル
北アメリカが主要原産地の極上のトーンウッド「ウエスタンレッドシダー」をボディトップに配しました。
シトカスプルースに比べて比較的柔らかくしなるものが多く、特にフィンガーピッカーに好まれる音質を持つシダー。HTのような小振りなサイズ感のギターでは鳴りが小さく、倍音も少ないように見られがちですが、ウエスタンレッドシダーと降幡の設計するHT用ノーマルXブレイシングの組み合わせで驚くほどのサウンドを体感頂けます。
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ヘッドウェイが考える究極のトラベルギター
型式のHTは「ヘッドウェイ・タイニー」の意味が込められています。
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ヘッドウェイマスタービルダーの降幡 新が主な設計を担当し、製作における重要な部分も同じく降幡が携わりました。
月に30本近くを製作するヘッドウェイATBシリーズにおいてHTの生産割合は抑えられています。これにはギター製作上の手間が大いに影響しており、通常アコースティックギターを製作するために必要とされる治具(型や道具)は複数同じものを用意しており、一定の量産に対応出来るようにしています。しかし、このHTはその小さなボディの構造上、型を使えず手作業でなければ加工できない箇所があります。
それがボディサイド部分です。
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画像中の鉄製の型はヘッドウェイのHNシェイプ用。そのHNの型に対して更にネック側とボディエンド側を小さくする追加のスペーサーが加わっていることが分かります。
まず熱湯で煮込んだサイド板をHN型のアイロンで曲げ、HNのシェイプに曲がった板を、手作業でさらにHTの形に曲げていきます。一度熱を加えて曲がった板も、そのまま放置すれば元に戻ろうと動きます。曲げたあとの板を画像の通りHN+HTアタッチメントの型にはめ込み、ネックブロック、エンドブロックとともに接着して固定します。
この様に一本一本を文字通り手作業で形作ることで完成したHTモデル。その設計上のこだわりは「小さいボディの手軽さとフルサイズギターの様なリッチな音色の両立」という課題をいかに実現するか、という一点に向けられたものです。
スケールもこれ以上小さくすると音が弱くなるギリギリと判断した610mm。ボディエンドの大きさも、低音域をはじめとしたギターサウンドのボリューム感を維持するために、小振りなボディシェイプの中でもサイズダウンを最小限に抑えました。
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ボディマテリアルと降幡が生み出したボディシェイプの組み合わせによるコラボレーションを是非お確かめください。