【現在制作中・2018年1月末頃完成予定】
ヘッドウェイ飛鳥チームビルドシリーズでは、特別モデル「HD-142BC ARS/ATB」を製作しています。


伝統的な42Styleをヘッドウェイ流に表現した特別モデルです。


ボディトップには、熊が爪で引っ掻いた跡の様に見えるところからその名がついたベアクロー・シトカスプルースを使用。個性的な外観が印象的な1本に仕上がります。通常の均整のとれた木目のシトカスプルースに比べ木質が複雑になることから、音質面でも深みが増すと見る向きもあります。
ブレイシングにはアドバンスドリアシフトXブレイシングを採用。ネックにはホンジュラス・マホガニーを贅沢に1ピースで使用しています。ピックガードには、従来のべっ甲柄とは一味違う、こだわりのRed Swirl(レッドスワール)柄を採用。外観のアクセントになっています。
アドバンスドリアシフトXブレイシングを採用

▲ブレイシング比較イメージ・・・左からフォワードシフト、ノーマルシフト、アドバンスドリアシフトブレイシング。サウンドホールからXブレイシングの交差位置が遠のいているのが分かります。
2016年より新しくヘッドウェイが取り組んだのが「アドバンスドリアシフト」。百瀬の製作するカスタムモデルで採用、その後試作も踏まえ、2017年に入り遂に飛鳥チームビルドシリーズで製品化となりました。この仕様をこのモデルでも採用しています。
アドバンスドリアシフトはノーマルの位置から若干ブリッジ側に寄せたレイアウト。フォワードシフト、ノーマルの音の傾向を踏まえると、強度が上がり振動しづらくなることで、当初は「硬く扱いづらい音になるのではないか」という見方もありましたが、数本制作する中で得られた結果は音の芯、特に近年のヘッドウェイで少し弱かったプレーン弦(1,2弦)の鳴りに存在感が増した、という予想外の結果でした。1音1音しっかりと鳴り響き、芯のある迫力のサウンドを実現。また、位置をブリッジ側へ寄せることでトップ材に対しての丈夫さも増しています。
詳しくはこちらのページをご覧ください
http://www.deviser.co.jp/headway/about/ars
近日完成予定
1月末に完成を予定しております。完成次第、ウェブサイトやSNSにて情報をお伝えしたいと思います。
是非ご期待くださいませ!